英文学位
英文レジュメを書きはじめると、意外と学歴・学位の書き方で悩む方が多数いらっしゃると思います。
まあ、国が違うとシステムや学位も違いますので悩んで当然です。
学位は英語でacademic credentialsやdegreeと呼ばれ、日本の学位を英語で表記すると下記の通りです。
博士 Doctor
修士 Master
専門職学位 法務博士 Juris Doctor
専門職学位 教職修士 Master of Education
学士 Bachelor (大学)
短期大学士 Associate Degree(短大)
学歴
学歴は、高校以前のものは記載せず、新しいものから順に大学・大学院等を記載します。
日本の履歴書は全て古い順に記載しますが、英文履歴書は新しい順に記載します。
専門学校や高等専門学校、短期大学を卒業している方は、 そちらを記載してください。
国際的に学位として認定されているのは短期大学士までで、専門士・準学士は学術称号であり国内のみで通用するものです。
英文表記は、Diploma in XXXとなります。(学歴欄に記載します)
記載方法
卒業した大学に連絡をとり英文名称表記を確認するのが一番簡単で正確な方法です。
記載方法は様々です。
Bachelor of Arts (人文・社会科系)とBachelor of Science(自然科学系・工学・看護学)を例に見てみます。
全てスペルアウトしてもよし
- Bachelor of Arts
- Bachelor of Science
略してもよし
- BA
- BS
略して記載する際、ピリオドを追加してもよし
- B.A.
- B.S.
学位のあとに学部を記載してもよし、しなくてもよし
- Bachelor of Arts in Business Administration
- BA in Business Administration
- B.A. in Business Administration
学位のあとにカンマを入れて学部を記載してもよし
- Bachelor of Arts, Business Administration
- BA, Business Administration
- B.A., Business Administration
学部を記載しない場合は、学位のあとに大学名を記載します。
- Bachelor of Arts, New York University
- BA, New York University
短大の学位
- A.A. (Associate of Arts) – 文・社会科系
- A.S. (Associate of Science) –理系
- A.A.S. (Associate of Applied Science) –商業・技術系
- A.E. (Associate of Engineering) – エンジニア系
- A.A.A. (Associate of Applied Arts) – アート系
- A.P.S. (Associate of Political Science) – 政治学系
大学の学位
- B.A. (Bachelor of Arts) – 文系
- B.S. (Bachelor of Science) – 理系(エンジニアリング、理工学、会計、自然科学系、看護学、ビジネス等)
- B.F.A. (Bachelor of Fine Arts) – アート系
- B.B.A. (Bachelor of Business Administration) – ビジネスマネジメント、心理学等
- B.Arch. (Bachelor of Architecture) – 建築学等
ちなみに私が保持しているのはBachelor of Technologyの学位で、学部はLegal Studiesです。
自分的にはBachelor of Artと思いこんでいたのでB.Tech.は意外でした。これも卒業証書を確認して判明したので、レジュメ作成時には是非大学にご確認下さい。
修士
M.A. (Master of Arts) or M.F.A. (Master of Fine Arts) – 学芸修士(主として文系に付与)教育、コミュニケーション、音楽等
M.S. (Master of Science) – 科学修士(主として理学系。ただし文系分野に付与される場合もあり)
M.Res. (Master of Research) – リサーチ・研究
M.Phil. (Master of Philosophy) – 哲学系
LL.M. (Master of Laws) – 法学系
M.B.A. (Master of Business Administration) – マネジメント・ビジネス系
博士
PhD (Doctor of Philosophy) – 博士一般
M.D. (Doctor of Medicine) – 医学博士
Ed.D. (Doctor of Education) – 教職博士
J.D. (Juris Doctor) – 法務博士
在学中の場合
在学中に卒業見込みで英文レジュメを作成・提出する場合は下記の通り記載します。
Bachelor of Arts, degree anticipated Month 20XX
New York University, New York, NY
大学を卒業しなかった場合
オプション1
大学名と場所のみ記載
New York University
New York, NY
詳細を追記してもよし 年月、取得した単位、有利になる場合成績
New York University, 2014 - 2016
New York, NY
Completed 42 credits, GPA 3.9
有利になる場合クラスを記載してもよし
New York University, 2014 - 2016
New York, NY
Completed 36 credits, including 16 credits in business.
オプション2
仕事に関係のあるクラスやプロジェクトを別途記載
Related Coursework:
Accounting 1 and 2
Marketing, Finance, and Human Resource Management
オプション3
履歴書に記載しない。
まとめ
卒業した学校に連絡を取り間違いのないように作成するのが一番です。
英文卒業証明書、英文成績証明書を取り寄せると全て記載されています。
それをもとに英文履歴書の学歴を記載するのが一番正確で簡単な方法です。記載後は間違いのないようスペルチェックを数回必ずするようにしましょう。自分の好みでレジュメ全体に統一されたフォーマットで記載しましょう。
英文履歴書のレビュー、作成にも対応しています。ご興味のある方はサービスをご確認の上、お問い合わせフォームをご提出下さい!
ランキングに参加しています。
応援お願いします。
にほんブログ村